日本のテクノポップの先駆者として30年以上音楽性を貫いている電気グルーヴ、最近では若い人にはメンバーのピエール瀧さんの俳優や声優としての活躍をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
ピエール瀧さんといえば「アナと雪の女王」でオラフ役の声優勤めていましたが、2019年に逮捕され、電気グルーヴとしての活動が窮地にたたされてしまいました。
この記事では電気グルーヴの2022年の現在やこれまでの活動、ライブ開催状況をご紹介します。
電気グルーヴの2022年現在は?
電気グルーヴはピエール瀧さんと石野卓球さんによるユニットで、テクノミュージックの先駆者として絶大な人気を誇り、2022年で結成33年を迎えるユニットです。
2019年にメンバーのピエール瀧さんが麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕されたことをきっかけに、所属マネジメント会社との契約が解除となってしまいました。
その後は新たなマネジメント会社を立ち上げ、活動再開の準備をスタート。
瀧さんの逮捕直後は様々なワイドショーで取り上げられており、石野さんはその中の一部ワイドショーにたいして「TVワイドショーは嘘ばっか」と批判し、挑発的なツイートを繰り返していました。
その事で石野さん自身もワイドショーのネタにされ、コメンテーターからも”電気グルーヴを知らない人からしたらこのグループは社会的に大丈夫なのか疑問に思われてしまう”と心配されていましたよね。
この発言に対しても石野さんは「だいじょうぶだぁ」「万人に受け入れられていたら電気グルーヴはやっていない」と発言し、電気グルーヴらしさを貫いていました。
2021年には「FUJIROCK FESTIVAL 2022」への出演が発表され、その他にも2019年夏の電気グルーヴを追ったショートドキュメンタリーがYouTubeで公開されています。
瀧さんは電気グルーヴとしての活動を行いながらNetflixの「全裸監督2」や「ゾッキ」にも出演し、俳優としての活動も徐々に再開されているんです
2021年には瀧さんの執行猶予が明けているため、今後本格的に活動を再開されるのではないでしょうか。
電気グルーヴの2022年の単独公演・ライブ開催は?
先日(2022年5月)電気グルーヴにとっても28年振りとなるアリーナ単独公演が発表されました。
「and the ARENA~みんなとみらいのYOUとぴあ~」と題され、2022年10月15日にアリーナMMで開催されます。
5月26日よりファンクラブ会員の先行抽選がスタートし、会員限定で無観客配信ライブ「FROM THE FLOOR~前略、床の上より~」等の映像を収録したBlu-ray付きのチケットも発売されています。
そのほかにもYouTubeには過去もMV25曲を公開しており、今まで支えてきてくれているファンに向けて自分達のコンテンツを提供しています。
電気グルーヴのデビューからこれまでをふりかえり
[電気グルーヴ プロフィール]
メンバー:石野卓球 1967年12月26日 54歳(2022.05時点)
ピエール瀧 1967年4月8日 55歳(2022.05時点)
結 成:1989年
石野卓球さんはかつて「人生」というインディーズバンドを組んでおり、このバンドで活動していく事に限界を感じて、新たに結成したバンドが電気グルーヴです。
小室哲哉さんに評価され、TMN(TMネットワーク:小室哲哉さんが所属していたグループ)ののコラボ曲「RHYTHM RED BEAT BLACK[Version300000000000]」で1991年2月1日にメジャーデビューしました。
同年、二人がパーソナリティーを務めることとなった「オールナイトニッポン」の外国の最新テクノを紹介するコーナーでは、電気グルーヴがテクノサウンドのグループであることを印象付けることに。
その後、1990年代は順調に新しい楽曲を発表、初となる日本武道館でのLIVEや「ポンキッキーズ」への楽曲提供と共に瀧さんがレギュラー出演をしたり、CMソングにも使用されるなど、安定した活躍をしていました。
2001年には電気グルーヴの活動休止を宣言しますが、2004年には活動を再開。
再開後もシングルやアルバムをリリースしていき1990年代と同じく安定して音楽活動を続けていましたが、2019年3月12日に瀧さんが麻薬及び向精神薬取締法違反の罪で逮捕されてしまいます。
これにより、瀧さんが出演したドラマの降板や電気グルーヴのLIVE中止が決定。
また、電気グルーヴに関連した音源、映像を記録した媒体の出荷停止やデジタル配信が停止され、それに対しファンからは抗議の声があがることとなりました。
これは署名活動にまで発展し、賛同者約6万4千人分の署名が所属会社であるソニー・ミュージックレーベルズに対して提出されたんです。
ソニー・ミュージックアーティスツとのマネジメント契約が終了したことで電気グルーヴ解散の噂もされていましたが、石野さんはこの噂を一蹴。
瀧さんの逮捕から約半年後の11月には電気グルーヴが自らマネジメント会社「macht.inc」を発足させ、活動再開に向けて動いていると発表しました。
電気グルーヴの2022年現在は?今の活動内容やライブ開催についても!まとめ"
ピエール瀧さんの逮捕をきっかけに活動に陰りが見えた電気グルーヴですが、石野さんのぶれない心構えに賛同したのか、活動継続を願う声があがり署名活動にも繋がりました。
2020年から過去作の配信など徐々に活動を再開していき、2022年には電気グルーヴとして28年ぶりに単独アリーナライブを開催します。
今後も活動の継続を楽しみにしているファンの方の期待に応えていかれるのではないでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございました。